管理職の第一歩は「係長・チームリーダー」などの現場におけるリーダーです。その場合、実務を担当しながら管理もするというプレイングマネージャーとなることが多いですよね。
実務と管理の2つを任され時間が足りない、部下が言うことを聞いてくれない、などプレイングマネージャーの様々な悩みを解決できると思うので、ぜひ最後まで読んでくださいね😆
はじめに:管理職…忙しすぎませんか?
今月から係長に任命されたんだけど、めちゃくちゃ忙しいよ…。
人の管理をしつつ、自分の担当も持たされて…。定時でなんて帰れないよ。
業務量が多いうえに、成果が出なかったら私の責任だし…。
部下も反発してくるし、自分で処理するしかないって感じ…。
その気持ち、よく分かります!私も同じように苦しみました…。
業務の削減や部下へ任せ方などプレイングマネージャーに必要な知識を紹介します!
本記事の参考図書
本記事は以下の書籍を参考に、自身の体験を交えながら執筆しました。
できる係長の仕事術 チームの運営から部下指導・自己啓発まで (PHPビジネス選書) 新品価格 |
プレイングマネジャーの教科書―結果を出すためのビジネス・コミュニケーション58の具体策 新品価格 |
メンバーが勝手に動く最高のチームをつくる プレイングマネジャーの基本 新品価格 |
リーダーとして自信を持ちましょう!
部下の中には、自分よりも年上で業務経験も長い人もいるかもしれません。そして、そんな人に限ってリーダーにあれこれ文句を言ってくるかもしれません。
ただ、これだけはハッキリしています。「上司は他の誰でもなくアナタをリーダーとして任命した」ということです。
部下を見下す必要はありませんが、アナタの実力が上司から認められ任命されていることに自信を持ちましょう👍
部下が方針に対して文句を言ってくるときは、論破せずに組織上の役割としてお願いしましょう。会社の方針を丁寧に説明すれば、部下も不満はありつつ従ってくれるでしょう。
逆に論破したり相手のプライドを傷つけてしまうと、今後の指示を一切聞いてくれなくなることもあるので注意しましょう⚠️
自分ではなく部下に成果を出してもらう
部下の中には自分よりも実力が低く、どう指導しても成果が上がらない人もいるかもしれません。
そんなとき「自分でやったほうが早いわ」と、その部下の代わりに成果を出していませんか?それは絶対に止めましょう🙅♂️
なぜなら、自分の組織が小さいうちはどうにか回るのですが、規模が大きくなるにつれ自分が代わりに成果を出すことは不可能になるからです。
部下に仕事のやり方を見せるのは必要ですが、仕事を取り上げてしまうのは違いますよ😅
自分が実務で忙しくなってしまうと、部下に指導する時間も無くなりますし、イライラしてしまって部下に厳しくなってしまいます😠
部下の意見を聞いてみよう
自分の考える方向性に組織を動かす前に、それを実行する部下の意見も聞いてみましょう。
もちろん、部下に「押しつけられた」という意識を持たせたくないという狙いもあります。しかし、私の経験では部下の方が客観的に組織を見ており、とても良いアドバイスをくれる場合が多いのです✨
組織に対する不満
前任者までの組織に不満がある場合には、アナタの就任直後に部下へヒアリングすることがおススメです!
なぜなら、日が経つにつれアナタが運営する組織になっていき、部下も直接ハッキリと文句を言いづらくなります(もちろん、言う人は言いますが😅)
組織に対する不満は改善のタネと、前向きに受け止めましょう👍
仕事に対する姿勢
部下だけでなく自分も含めてかもしれませんが、仕事に対する姿勢というのは人それぞれです。
- 業務量に文句を言わないから、ドンドン任せてほしい
- 趣味などプライベートに時間を割きたいから、残業はしたくない
- 管理職にはなりたくない、担当者のままでいたい
何が良いということでなく、人それぞれということです。
ところが、管理職が「成果を上げるようにモーレツに働くべきだ!」などと一つの価値観を強要してしまっては、部下としては働きづらいですよね😰
一緒に働く人たちのニーズを把握し、適切な業務配置ができるように準備しましょう✨
ムダな業務を削減しよう
部下には認められていないアナタの特権、それは…「業務を削減する権限」です!
- 定例でやっているが意義の不明な会議
- 二重にチェックしているが、一回でよいチェック工程
- 合格基準の分からない資料作成
上のような業務がアナタの組織にもありませんか?
どんどん削減していきましょう!今のアナタにはその権限があります!
業務を効率よく改善しよう
アナタがプレイングマネージャーなら、「実務担当」と「業務内容を変更する権限」の両方を持っていることでしょう。
この状況は業務改善をするうえで、良い側面もあります。
なぜなら、アナタが自分の考えた改善案を自分の担当業務で試すことができます。その試みが上手くいけば、別のメンバーにもマネをしてもらえばいいのです!
このように改善を進めれば、スピーディに業務改善を進めることができます😁
最後に:プレイングマネージャーはやりがいもあるが、無理は禁物!
初めてのマネジメントとしては、プレイングマネージャーって本当に大変ですよね…。
ただ、アナタの実務能力だけでなく、コミュニケーション能力や後輩指導なども含めて管理職の素質があると見込まれてリーダーに任命されたのだと思います。
この機会に「それぞれの部下に成果を出してもらい、チームで大きな成果を出す」というスキルを身に付けていきましょう!
ただ、過負荷と感じるなら上司に相談して業務量を減らしてもらいましょう!「今だけ」とガマンして処理していても、上司は「できるじゃん!」と思ってしまうかもしれません。
アナタは将来を期待されて管理職になっていますので、会社のためにも無理は禁物ですよ😊
|
|
|